■水俣病の経験普及セミナー
水俣病の経験を、行政(国、県、市)、研究者、患者等がそれぞれの立場から伝えるセミナーを、顕著な経済発展が進む中で環境悪化が懸念される国において平成8年から開催してきたセミナーですが、平成15年からは、日本国内において、水俣市、新潟市等に於いて海外招へいセミナーを開催しています。当該国の国民に対し、公害のもたらす環境破壊及び健康影響、並びに公害防止や環境保全の重要性を再認識するための情報を提供するとともに、日本の環境対策を伝えてきました。また、市民、教育関係者、学生、自治体、企業を対象とした国内セミナーも開催しています。
開発途上国における水俣病の経験普及セミナー(国際シンポジウム)
第1回 平成8年度(1996) インドネシア第2回 平成9年度(1997) フィリピン第3回 平成10年度(1998) タイ第4回 平成11年度(1999) 中国(北京市)第5回 平成12年度(2000) ヴェトナム第6回 平成13年度(2001) タイ第7回 平成14年度(2002) 中国(天津市)において開催してきました。
日本の水俣病経験を伝えるために、水俣病問題の発生から対策までの経緯と概要、ガイダンスビデオの上映、行政担当者からの発表(国、地方自治体)、学識経験者からの発表(環境保全対策)を行い、開催国における環境問題と対策(現地環境保全対策の状況等)を、パネルディスカッションと総合討論を通じて検討しています。中でも、被害者等の体験談の発表と質疑応答は、このセミナーの核となり、開催地の人々が深く聞き入っています。


セミナー開催後に寄せられた意見
- 環境問題に取組む者として、とても勉強になった。水俣病が二度と起こらないためには、環境分野では、汚染処理より予防を優先すべきとよく分かった。
- 水俣病の事例、政府の対策を通じて、次世代の人々に、経済発展と同時に環境保護を配慮し、持続可能な発展の道を歩むべきと教えてくれた。大変意味がある。
- 環境保護事業を強化することこそ、人類及び動物、植物の美しい明日が保証される。日本の友人達に感謝を申し上げる。
- セミナーは意義が大きかった。セミナーを通じて、水銀汚染の被害と環境保護の大切さが良く分かった。人々の環境意識の向上にも意味がある。
- マスコミを通じて、社会に広く宣伝すると、国民の環境保護意識の向上につながると思う。
- 今回のセミナーの内容を第一線で環境保護に取組んでいる人達に公開して欲しい。人々の環境意識が高まったら、社会全体の汚染源減少及び消滅につながると思う。
- 日本の悲惨な経験を汲み取って、環境を犠牲にして経済発展に取組む考え方を変えるべき。環境保護を強化し、環境保護法律を厳しくすると同時に、民衆に参加させ、民間組織の監査機能を強化する。










地方公共団体の健康被害予防事業に従事する方を対象として、住民の気管支ぜん息等の発症予防、健康回復等役立つ知識や技術の習得について、平成7年度より研修を行ってきました。
気管支ぜん息等のアレルギー疾患の増加に対し、気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に関する正しい知識を広めるために、専門医と著名人による発症の予防や治療、病気克服の体験談などに関する講演会を、平成8年度より開催してきました。
