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旧山伏トンネル
岩手県和賀郡沢内村見沢地内

●近代化遺産●土木構造物●1937(昭和12)●64歳



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詳細
所有者の変遷 沢内村
設計者、施工者、
その他情報
様式、特徴 総延長220m、高さ4,9m、幅5m。トンネル内部を仕切って、玄米や野菜、球根それぞれの専用貯蔵庫を設け、通風口から送り込む冷熱をそれぞれの品質保持に適した温度に調節しながら貯蔵する。建物に比べ日射を受けにくく、内部を一定温度に保てる。
構造 RC造
建物の使われ方 使われなくなった廃トンネルを改修し、雪を冷熱源とする低温貯蔵庫として活用している。
年間利用者
歴史、変遷
地域の思い 昭和12年に築造され、沢内村と県都盛岡市を結ぶ唯一の道路として重要な役割を担ってきた。豪雪地帯である本村にとて、冬季交通の確保は村民の生命に関わる至上命題であり、山伏トンネルの存在が住民生活に安心を与えてくれたと言える。
再生の目的 地域活性化
保存・再生活用
に至る経緯、
地域の意見
1998年の県道改良工事で並行する新トンネルができたのに伴って、封鎖される予定だったが、村が県に転用を申し出た。
手本事例 特になし(同様な事例は、新潟県津南町にもある)
機能・用途の変更
のための
改修操作
・断熱材を挟んだコンクリート製パネルで仕切った。
・東側に雪を詰めた2立方メートルのコンテナ450個を積み重ねた。
・仕切り壁には直径30cmの穴をあけて送風機を設置。
法規クリアの
ための改修操作
峠の山頂という立地条件の悪さ、限られたキャパシティとスペースの非効率性。
建築の歴史や
記憶を残すために
保存したもの
改修にあたって
現場で発見した
苦労など
改修当時の
法規との関係
クリア
文化財等の指定
事業費 約66,000,000円
補助金 岩手県市町村総合補助金/32,640,000円(50%)
改修後の声/
今後の展望
転用したトンネル貯蔵庫の玄米や野菜を「雪っ子」というブランド名で全国に出荷し、トンネル活用事業をPRしながら、産地間競争などで厳しい状況下にある農家の生き残りと、地域の活性化をめざす。
その他
参考資料 岩手読売新聞(平成13年2月6日)、岩手毎日新聞(平成13年4月10日)、岩手日日新聞(平成13年1月1日、4月10日)岩手日報新聞(平成13年1月25日、4月10日) 
           
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