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中町・蔵シック館
長野県松本市中央2‐9‐15

●蔵の保存、町並みづくり●公共建築物●1888(明治21)●113歳
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詳細
所有者の変遷 大禮酒造→町民振興組合+町会
設計者、施工者、
その他情報
様式、特徴 明治21年の大火のあと同年にこの大禮酒造の母屋・土蔵が建てられた。母屋の間取りは、間口から見ると左より土蔵・板の間・座敷の三つに分けられる。移築にあたり一部間取りや材料を変えてあるが、土間の上部の吹き抜けの豪快な梁組や座敷などは昔のままに復元されている。明治21年に築造された大禮酒造母屋、土蔵は、規模の大きい豪華な棟飾りで内部はケヤキをふんだんに使用してあった。
構造 木造
建物の使われ方 常時見学できるだけでなく、母屋の座敷は茶会や会議等に、板の間、土間は芝居寄席など各種イベントに、2階は各種展示会に、離れは会議や仲間との語らいに一般の方でもご利用できる。土蔵は、休憩所として中町の銘菓やコーヒーが楽しめる。
年間利用者 400件以上
歴史、変遷 旧善光寺街道に沿う中町は町人街を形成し、塩問屋や肴問屋があり街道筋問屋街として発展した。明治21年の大火によって家屋の多くが焼失したが、焼け野原に残った「蔵」が耐火構造物として見直され、その後随所に建てられ、街並として歴史の面影を現在に伝えている。昭和に入り、商店街振興組合の結成を機に積極的に展開されたが、昭和50年代に入り、大型店の駅周辺への出店やロードサイド店の進出により、中心市街地の魅力は薄れ集客力も低下し、その活性化が急がれた。蔵を活かした魅力あるまちづくりを合言葉にまちづくり研究会を発足し、平成元年に振興組合と町会による「中町(蔵のある)まちづくり推進協議会」へと発展した。
地域の思い
再生の目的 地域活性化、土地固有の景観維持
保存・再生活用
に至る経緯、
地域の意見
昭和63年に大禮酒造が取り壊され高層マンションの建築計画が持ち上がったため、この蔵をなんとか保存しようという運動が起こり、平成8年に解体移築された。
手本事例
機能・用途の変更
のための
改修操作
法規クリアの
ための改修操作
委託契約をし、中町まちづくり推進協議会が管理運営を行っているが、協議会の自主的な経営能力を発揮しやすくするため、平成13年度から利用料金制に移行した。
建築の歴史や
記憶を残すために
保存したもの
移築にあたり一部間取りや材料を変えてあるが、土間の上部の吹き抜けの豪快な梁組や座敷などは昔のままに復元されている。
改修にあたって
現場で発見した
苦労など
改修当時の
法規との関係
文化財等の指定
事業費 約686,690,000円
補助金 街なみ環境整備事業/343,345,000円(50%)
改修後の声/
今後の展望
その他 蔵の開館は、年末年始(12月29日-1月3日)以外。
参考資料
           
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