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旧羽島保健所
岐阜県羽島市竹鼻町狐穴

●公共建築物●1969(昭和44)●32歳

 たずねてゆくと、昼休みにもかかわらず職員の方に中を案内してもらうことができた。

 元、羽島市の保健所であった建物を、身体障害者デイサービスセンター「でい・あい」を中心とした福祉施設に再利用している。トイレ・浴室などの水廻りの機能の追加や段差の解消、スロープの設置などを行ったが、利用者の増加もあり、利用し続けるにつれてより一層の設備の充実が求められている。

 医療機関や福祉施設の場合、機能が優先されるため、古い建物を再利用することは珍しいことなのかもしれない。そのあたりについて職員の方から伺ったお話しでは、建物についての不自由もあるにはあるがそれは使う人次第で、自分たちが工夫して使っていれば良いことなのだそうだ。いろいろな意見があると思うが、ひとつの前向きな意見が聞けてとても嬉しく思った。


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詳細
所有者の変遷 羽島市
設計者、施工者、
その他情報
様式、特徴
構造 RC造
建物の使われ方 入居施設
・シルバー人材センター(社会法人シルバー人材センター)
・訪問看護ステーション(市医師協会)
・身体障害者デイサービスセンター「でい・あい」(NPO法人岐阜羽島ボランティア協会)
・歯科医師会の事務所
・地区の公民館
以上の施設は市の高齢化社会への対応(生きがい作り)、福祉・医療の一役を担っている。特に「でい・あい」に関しては鉄筋2階建ての旧羽島保健所庁舎1階約300平方メートルの広さで開設し、日常生活や社会に適応するための身体機能訓練や更正相談を行っている。なお運営は、県内で2番目に誕生したNPO法人岐阜羽島ボランティア協会となっている。
年間利用者 9.4人×365日=3,468人 (身体障害者デイサービスセンター「でい・あい」)
歴史、変遷 岐阜県地域振興局構想のひとつとして,県の保健所である羽島保健所を統廃合により、現在の保健所への統合が図られた。(平成12年3月31日)
地域の思い
再生の目的 医療・福祉機能を兼ね備えた地域拠点として期待している。
保存・再生活用
に至る経緯、
地域の意見
手本事例
機能・用途の変更
のための
改修操作
・スロープ・街灯・駐車場の設置
・車椅子のために、床のバリアフリー化を行った。
・各部屋の内装は念入りに改修した。
・障害者の入浴サービスを行うために、浴槽の設置など、水回りの改修を行った。
法規クリアの
ための改修操作
建築の歴史や
記憶を残すために
保存したもの
改修にあたって
現場で発見した
苦労など
改修当時の
法規との関係
クリア
文化財等の指定
事業費 6,347,040円
補助金
改修後の声/
今後の展望
・障害者が車椅子のまま利用できるトイレが少なく、「でい・あい」の利用者数に見合わないので増やしたい。
・本市が平成11年度に策定した第四次総合計画(2000-2004)の中に記載した64の主要事業のひとつ「総合福祉会館の設備」があり、この施設の建設・整備がなされたあと、現在の入居機関、団体等が移転することが予想される。このため今後の施設の跡地利用・活用方策などが課題である。
その他
参考資料
           
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