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美術館アルファビア・レストランアルファビア・レストラン御食国
兵庫県洲本市塩屋1丁目 地内

●近代化遺産●公共建築物●1920(大正9)●81歳



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詳細
所有者の変遷
設計者、施工者、
その他情報
様式、特徴 アルファビアは原綿倉庫であったところで、木造トラス構造であり一部鉄骨で補強されている。煉瓦壁をそのまま見せ、その中で落ち着きの感じさせる展示でうまく煉瓦を活用している。御食国はエネルギープラントだったもの。同様に木造トラス構造。
構造 木造、内部壁RC造
建物の使われ方 レストランとして市民に愛用されている
年間利用者
歴史、変遷 大正初期に紡績工場として鐘ヶ渕紡績が洲本に進出し、以来、洲本の経済を支える企業として発展を続けてきた。工場施設内は当時最新の設備を誇るものであり、また、その建物のほとんどがレンガ造で建設されていた。しかしながら昭和40年頃から企業活動が縮小しほとんどの施設が遊休化していたが、平成6年頃よりこれらの建築を保存再生し、この地域一帯をレンガ建築郡として景観に配慮した地域整備を図ろうとする計画が進み現在に至っている。
地域の思い 企業が隆盛を極めていた時期は市内のほとんどの人がこの企業にかかわりを持っていたところであり建物が全て取り壊されることを残念に思う人が多く、何とかして再利用を図りたいとの思いが強かった。
再生の目的 洲本市新都心計画としてのレンガ造工場の再生
保存・再生活用
に至る経緯、
地域の意見
遊休化していたこの土地に手がつけられることが決まるとすぐに市民の多くから「レンガ造り建物を残せないか」という熱い希望が寄せられた。また、学識経験者からも「歴史の財産として保存しては」という提案がなされた。計画を始めようとしたころ、東京工業大学工学部の助教授であった藤岡洋保先生から、この地域に残されたレンガ造り建物が建築された当時の背景や、歴史的な意味についてご指導をいただいた。そして、もう一人、ここで操業を続けるカネボウ電子の当時の玉垣喜三社長から「計画推進にあたって樹木を伐採することはまかりならん」という強い指導を受けた。
手本事例
機能・用途の変更
のための
改修操作
主としては工場群は基本的にがらんどうであったため。内部の間仕切り等をコンクリート打ちっ放しで設置し、また、照明、インフラ整備等を行った。
法規クリアの
ための改修操作
用途変更における避難経路の確保。レンガ造建築は主構造が木造であったためその耐震性の問題等があった。現在の法規制の中で特別に許可を得る必要があった。建築コストが新築の場合よりも割高になる。インフラ整備に相当の費用がかかる。
建築の歴史や
記憶を残すために
保存したもの
赤レンガ工場群としての姿
改修にあたって
現場で発見した
苦労など
改修当時の
法規との関係
クリア
文化財等の指定
事業費
補助金
改修後の声/
今後の展望
集客効果が高く観光客が多い。明石海峡大橋ができてたいへんにぎわっているそうだが、ウィークデイでも集客があるのはすごいことに感じる。スケール的にちょうどよいという表現があてはまるのか、緑があり、歴史の流れを感じさせる煉瓦があり、また新しい息吹をうけている。これがいいのかなと感じている。
その他 現在アルファビアは、閉館している。
参考資料
           
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