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太平洋ビール館
鹿児島県鹿児島市泉町

●石蔵の再生●民間建築物●昭和初期

 石造りの良い部分を生かすだけでなく、制約の与えられた部分を逆手に取ったような改修工事が行われている。建物を所有している会社の社長が、古い建物への関心があったことが再生に繋がった。

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詳細
所有者の変遷 太平洋ビール(株)
設計者、施工者、
その他情報
株式会社K設計(改修時設計)、中央建設株式会社(改修時施工)
様式、特徴
構造 組石造
建物の使われ方 これまで米穀倉庫としての役割をはたしてきたが石造りの特徴をいかしながら、地ビール(西郷ビール)の製造とビアレストランとして活用することで再生を図っている。観光客の利用が多い。
年間利用者 約100人/1日×365=36,500人/年
歴史、変遷 この建物が位置している一帯には、鹿児島県の近代建築の特徴の一つである石造り倉庫群が現存しており、現在も倉庫としての役割を担っているものが多い。
地域の思い
再生の目的
保存・再生活用
に至る経緯、
地域の意見
手本事例 特にないが、小樽の石蔵のようなものを目指している。
機能・用途の変更
のための
改修操作
法規クリアの
ための改修操作
・構造を補強した。壁式構造、組石造に関しては、法規にもあまり例がなく、出来る限りの補強をしてクリアした。
・べた基礎を打って、床を50cm上げた。
建築の歴史や
記憶を残すために
保存したもの
石造りという構造上の制約を素直に受け止め、構造補強を施し、あるいは採光上の制約を天空光の演出で切り返すなど、石造り空間に備わる固有な雰囲気を損なわないよう配慮を巡らした。
改修にあたって
現場で発見した
苦労など
改修当時の
法規との関係
クリア
文化財等の指定
事業費 ふるさと事業費
補助金
改修後の声/
今後の展望
この建物が前庭の整備などにも努め、この地域の都市環境ならびに景観の形成に一層貢献し、周辺石造群に対する文化的な起爆剤となり、都市の歴史性の正当な復権に寄与することを期待している。
その他 平成10年 第5回鹿児島市建築文化賞受賞
参考資料
           
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